世界初、実験室で育った人工肉、培養ミートボールが公開される(米研究)

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すくすくと発育中の人工肉が巷で話題となっている。アメリカ、サンフランシスコ州のベンチャー企業メンフィス・ミーツ社が、「世界初の培養ミートボール」の調理風景を公開した。

「フライパンで焼いたときのミートボールの様子を観察しました。ジュージューという音が聞こえ、お肉の焼ける匂いが漂ってきました。お馴染みのミートボールの匂いです」と社長のウマ・ヴァレティ氏が動画の中で話す。「世界で初めて、牛を殺める必要のない牛の細胞でミートボールが調理されました」

https://www.youtube.com/watch?v=Y027yLT2QY0&feature=player_embedded#t=0

ウォール・ストリート・ジャーナル誌によれば、メンフィス・ミーツ社は牛と豚の幹細胞から得た筋肉繊維を酸素と栄養で培養したという。その過程で動物が屠殺されることはないが、手始めとして牛の胎児から入手したウシ胎仔血清を使用している。

今のところ細胞は非常に薄い層のようにしか成長せず、手間もコストもかかる。普通の牛肉なら450gを生産するためのコストは500円程度だが、メンフィス・ミーツの牛肉の場合は200万円だ。

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3人の科学者によって創立された同社は、これまで牛、豚、鳥から得た幹細胞を使って肉を培養する実験を行ってきた。3、4年以内にアニマルフリーが銘打たれた富裕層向けの製品を販売する予定だという。同社による最初の製品ラインアップは、ホットドッグ、ソーセージ、ハンバーガー、ミートボールなどで、どれも一流シェフが考案したレシピで調理される。

また動画によれば、従来の畜産業と比べ、温室効果ガスの排出を90%削減できるそうだ。「食肉業界は、製品が持続可能ではないことを認識しています。20年以内に店舗で販売される肉の大半が培養されたものになるはずです」とウォール・ストリート・ジャーナル誌のインタビューでヴァレティ氏は話している。

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現在、いくつかのベンチャー企業が人工肉の生産競争を行なっている。2012年には、オランダの科学者マルク・ポスト博士が実験室で培養したハンバーガーに2,800万円の値段がつけられ、大きな話題となった。

同博士によれば、2014年の時点でパティ1つにつき1,200円程度までコスト削減できる見込みがついたという。

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こうした人工肉を楽しめる時代が来たと言うのは時期尚早だが、そうした食材が食卓に並ぶ日が大きく近づいたことは間違いない。

via:foxnewsdailymail・translated hiroching

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カラパイアより
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52211786.html
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