イーロン・マスク人類火星移住計画「このままでは地球は滅亡する」

ーTOCANA掲載記事ー

http://tocana.jp/2014/10/post_4999.html

このままでは地球滅亡の危機!イーロン・マスク氏の壮大な人類火星移住計画

映画「アイアンマン」のモデルということでも有名なイーロン・マスク氏。様々な偉業を成し遂げたマスク氏の最終ゴールは「人類の火星移住」である。2050年には90億人を超え今世紀末には100億人を超えると予想されている人類。急激な人口爆発による地球温暖化や環境破壊による資源の枯渇など人類が地球に与えるダメージは計り知れない。このまま人口が増え続ければ海面上昇で多数の都市が海に沈み、台風やハリケーンが多数発生し砂漠化が進むなど様々な被害が懸念されている。イーロン・マスク氏は絶滅に瀕している人類の未来を繋ぐため火星へ100万人規模の移住が必要である、と主張し壮大なる挑戦を続けている。地球を救う救世主となるのか、火星移住への実現性にせまる。

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イーロン・マスク氏 画像は「YouTube」より

■アイアンマンのモデルにもなったイーロン・マスク氏の華麗なる経歴

南アフリカ出身のマスク氏は1989年18歳の時に母親の母国であるカナダに移住。サスカチュワンの小麦農場で貯蔵所の清掃や野菜畑で働いていた彼はその後大学に進学する。高エネルギー物理学を学ぶため米スタンフォード大学院に進学するがわずか2日で退学してしまう。過去の偉人もみな思い立ったが吉日とばかりに即断足行動する共通点があるが、マスク氏もまたしかり。退学後すぐマスク氏にとって初めての会社となる「ZIp2」を設立する。これはオンラインサービス会社で新聞社のサイトにコンテンツを提供しており、その後「Zip2」社はコンパック社に3億700万ドルで買収され、マスク氏は「Zip2」株を7%を所有していたことから28歳で2200万ドル(約23億7千万)という大金を手にした。世間は”ITという宝くじを当てたラッキーボーイ”と冷笑していたがマスク氏にとってその”ラッキー”は夢を実現するためのただの第一歩に過ぎず、 その後もマスク氏の快進撃は止まるところを知らずインターネット決済サービス会社のちの「Paypa」l社を設立、2002年31歳の時には宇宙に視野を向けロケット製造開発会社「スペースX」社を設立し、電気自動車会社でもあるテスラモータース社の会長兼CEOにも就任している。

■未踏の地、火星移住の実現性は?

まず火星への移住に伴い移住費用は旅費等含め50万ドル(約5400万円)が必要だそう。現段階では成層圏にエアロゾルの膜をはり地球上と同じような環境を調節する予定だがSF映画のような居住スペース建設や、食糧やエネルギーを確保するインフラ整備など課題は山積みである。またバケーションと違い、アメリカ大陸の開拓民のようなガッツと火星移住への気力・財力も必要とする。要件をクリアさえすれば誰でも応募することが出来るが、地球への帰還計画はない。しかしそのような条件であっても火星への片道切符は競争率が高く厳しい販売になるだろうと見込まれている。

マスク氏は「異星の空の下、地球をバックに不思議な砂漠を歩き、深い宇宙に浮かんでいる自分を感じる体験ができることは、魅力を感じる人が多いことだろう」と語った。また「熱帯雨林と海でサファイアのように光り輝く地球では数多くの人々が争いによって命を落としていることを忘れてはならない、かつての「エデンの園」はもうないのだ」、とムスク氏は主張する。地球から火星へと移り住み、人類の多様な文明の発展を考えると遺伝的に最低でも100万人の移住者が必要であるという。内戦などからイースター島のような悲劇が起こらないとも限らないのだ。ムスク氏はこれらはすべて今世紀中に起こる可能性を示唆している。

■壮大なる移住計画はノアの方舟

イーロン・マスク氏が設立したSpaceX社はロサンゼルス工場で一からロケットを作るなど、小型衛星の打ち上げを専門とし、コストはなんとNASAの1/10を実現している。また民間で初めて宇宙船を打ち上げ国際宇宙ステーションへのドッキングを成功させるなど、様々な功績を残しており2014年9月にはNASAより国際宇宙ステーションの宇宙飛行士への輸送に民間初となるボーイング社とスペースX社、二社が選ばれた。

移住が現実化すると100万人の移動をどのように行うかが焦点となってくる。一度の移動は100人が限度とあり、100万人の移住を終えるには地球と火星を往復1万回する必要がある。また火星へは到着まで通常約6か月かかると計算されており、到着期間を考慮すると物資を先に届け、人は後から乗り込む、というのが現実的である。しかし移住に伴い移住者の積荷が10個と計算すると物資輸送だけで10万回の往復が必要となってくる。

ムスク氏はまず火星移住計画のための移動船を課題においている。現在ロケットは打ち上げ後機体を軽くするためタンクやエンジンを切り離すが、コストダウンのために再利用可能なロケットの準備に取り組んでいる。何度も失敗を繰り返し乗り越えてきたムスク氏であるがそれは”金儲け”のためでなく「人類と地球のため」に果敢に挑戦を繰り返してきた。

火星移住はただの夢物語を語っているのではない。あまりにも壮大すぎて「夢見ちゃん」と嘲笑する人もいるが事実彼の経歴を持ってすれば実現も不可能ではないだろう。周囲の人からからかわれながらも方舟を作り続けたノアとなるのか。そして「人類と地球の将来」を担う偉業を成し遂げる人物となるのかもしれない。走り続けるイーロン・マスク氏だがプライベートでは双子と三つ子の5人の子供たちとの時間を大切に過ごしているという。

日本からも芸能人の岩城滉一が宇宙旅行に行くと発表があったが、利用会社はオランダのSXC社である。本来ならば今年4月から民間宇宙飛行への参加となるはずであったが機体完成に遅れが生じ大幅にスケジュールが遅れており、こちらの実現もまだ先のこととなりそうだ。

文・遠野そら

参考・http://aeon.co/magazine/technology/the-elon-musk-interview-on-mars/

http://www.ted.com/talks/elon_musk_the_mind_behind_tesla_spacex_solarcity

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF

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